【#15】 ELK LEATHER SIGN – 手仕事で刻む、SUBCULTUREの象徴

SUBCULTURE TOKYOに訪れた方が必ず目にするものの一つに、ブランドの象徴
「SC TOKYO」のロゴがプリントされた特大レザーパネルがある。

本パネルの素材には、*ニュージーランド産エルクレザー(大鹿革)*を使用し
ている。しなやかで厚みがありながら、手に吸いつくような独特の柔らかさを
有する。ニュージーランドの大自然で育ったエルクは、一頭ごとに革の風合い
が異なる表情を持つ。木々にぶつかったり、山谷を駆け降りたり、と自然の中
で暮らすことは、当然ながら生きていた時間の記録が身体中に刻み込まれてい
くもの。つまり、二つとして同じ表情のものがないのはこれが理由。まさに“
大自然が作り上げた副産物”、と言っても決して大袈裟ではないのだ。

そんなエルクレザーに、SubcultureのSS TEEやフーディを手掛けるプリント
工場で、敢えて“シルクスクリーン”の技法を採用し、ブランドロゴを載せるこ
とにした。
職人が一版ずつ丁寧に刷るその工程は、布ではなく革にプリントする分、難易
度は格段に上がる。インクの乗り、革の油分、温度や湿度など、あらゆる条件
が満たされた時ではないと理想の仕上がりとは成りにくい。何度もタイミング
を測り、いよいよ訪れたその日、コンディションを見極めながら慎重に刷り上
げ、現在ではショップのメインを飾るサインボードとして日の目を見ている。

しかしながら、この1枚はサインボードというよりSubcutureの根底に流れる“
クラフトマンシップの証明”でもある。
エルクレザーの質感と、職人の手の温度、そして妥協のないモノ作りの精神
。「SC TOKYO」のグラフィックには、これらが三位一体となったことを示す
様に一つ一つの文字にブランドの精神が宿っている。
