**#12 BERBERJIN × SUBCULTURE:LEATHER COACH JACKET**
【—「日常の中に自然と溶け込むレザー」という命題】
“レザージャケット”と聞くと、分厚く・無骨で・育てるためにはそれなりの時間と覚悟が必要
——そんなイメージを抱く方が多いだろう。SUBCULTUREはこれまで、ホースハイドやディアスキンを中心に、“長く育てていけるレザージャケット” を作ってきた。しかし、今回作成したレザーはこれまでの流れとは少々趣を異にしている。
街でも、バイクでも、もっと気軽に羽織れるレザーが欲しい。
SUBCULTURE 瀬尾と、BERBERJIN蒔田の二人のする他愛もない会話から動き始めたのがレ
ザーコーチジャケットプロジェクト。

— 瀬尾と蒔田、二人の何気ない会話から始まったアイデア
「本格的なレザージャケットはもちろん最高だけど、気分じゃない日もあるよね。」
「街でもバイクでも、“力まずに着られるレザー”があったらいいな、と思ってるんだけど
……。」
こんな、2人の他愛もない会話から“新しいレザーの着地点”を探す話に花が咲き、方向性が見え
始める。

そして、話は下記の様な着地を見ることに。
「育てるレザージャケットではなく、ライフスタイルにフィットするレザージャケット」。
型はSUBCULTUREが度々作ってきた“コーチジャケット“のハコを使用すること、素材はレザーを採用すること。
いよいよ方向性が固まった。

— 敢えて “カウレザー” という従来とは異なる素材を選定
素材はレザーにすることで一致したものの、何革がベターだろう? この答えを早急に出す必要に迫られた。
これまでで言えば、SUBCULTUREのレザーはホースハイドもしくはディアスキンをイメージする人が多い。
しかし、今回は従来のイメージを敢えて外したい。そこで選んだのが純国産の
ホルスタイン種のカウレザーだった。
理由は明確、「毎日着られるレザー」を作ることが大前提であり、取り回しを考慮するとこれ以上ない選択だ。

カウレザーはタフさの側面で秀でており、繊細なケアを気にする必要もない、何なら着心地も程よく柔らかだ。
さらに、今回採用したのは、フルベジタブルタンニン鞣しの革。シボを潰し
たスムース加工で、適度な光沢感としなやかさを備えている。
これこそ本プロジェクトで求めてきた“デイリー × ハードユース” にうってつけな素材。ヘビー過ぎず、軽過ぎず、日常の中で
サッと羽織れるレザージャケット。
目指す到達点がいよいよ見えてきた。

— デザインの軸はあくまでストリート感のある “コーチジャケット”
素材までは順調に固まった。では、デイリーユースで使えるデザインはどうだろう。このヒントは、瀬尾の作るコーチジャケットにあった。
レザーは使用するものの、作るのはあくまでもコーチジャケット。こうすることで、レザーを幾分ライトで捉えられる。


シンプルな設計ゆえ、パーツや付属も必要最低限で済む。使うのはSUBCULTUREオリジナルのスナップボタンとSC SUBCULTURE × BERBERJIN のダブルネームくらい。パターンにも派手さはなく、汎用的なバランスをしたシルエット、とどこまでもベーシック。表地にカウレザーを使用したのが唯一従来品との違いだろう。ライダースなどにありがちな装飾類は一切排したことで、タウンにも、モーターサイクルにも、自然と馴染むことができる。


気負う要素がほぼ皆無、“今”2人が欲しいソリッドなデザインに仕上がった。

— 使うほどに“自分の相棒”になるレザー
ベジタブルタンニンのカウレザーは、着込むほどに色の濃淡が生まれ、腕や身頃には皺が刻みこまれ、レザー表面には美しい艶が生まれていく。着始めはスマートながら、着込むほどにワイルドな表情へと変化する。
ホースハイドとも、ディアスキンとも異なる、“SUBCULTUREの新
たなレザーの提案が本アイテムから始まる。

